胚移植後は安静にしなくてよい?
こんにちは、ブラストマンです。
今回は胚移植後の過ごし方による成績の違いについての論文を
紹介していきたいと思います。
【目的】
私たちの研究の目的は、卵子提供を伴う体外受精を受けている患者における出生率の達成に対する
胚移植後の 10 分間のベッド上での安静が有・無との間の効果を比較することでした。
*今回の研究では胚による差をなくすために、提供卵子を用いています。
【材料および方法】
対照群の患者は横たわったまま静かに部屋に移され、10分間仰向けで横になるように指示されました。
実験群は、胚移植直後に立ち上がって歩くことが許可され、退院しました。
【結果】
安静無し 安静有
着床率 45.8 % 41.7 %
流産率 11.1 % 24.0 %
出生率 56.7 % 41.6 %
【結論】
結論として、私たちの安静無しのグループで得られた良好な結果は、胚移植後のベッドの上での安静が体外受精治療の結果にプラスの影響ではなくマイナスの影響を与えることを示唆しています。私たちの結果は、体外受精クリニックでの実践を変える必要があることを示しています。
【私見】
胚移植後はとても不安な気持ちでいっぱいになると思います。
どうか、考えすぎることでストレスになるより、散歩などを通してリフレッシュするといいかもしれませんね。