受精方法

顕微授精と体外受精はどっちがいいの❓

こんにちは、ブラストマンです。

今回は体外受精と顕微授精は結局どちらが良いのかについての

論文を紹介したいと思います。

【目的】

非男性因子の不妊症症例において、細胞質内精子注入(ICSI)と体外受精(CI)の間に正常胚率の違いがあるかどうかを評価することを目的としました。

【材料および方法】

2014年1月から2021年12月までに体外受精サイクルを受けた合計3554人の患者を対象としました。

調整後の精子濃度が1mℓあたり総運動精子400万を超えたすべての周期を含みました。

【結果】

正倍数体率と周期の結果

2つのグループ間で、回収された卵母細胞の総数と生検された胚の総数は、ICSI グループと CI グループの間で有意な差はありませんでした。

回収された卵母細胞あたりの受精率は、CI グループと比較して ICSI グループで有意に低かったです。 (P = 0.04)。

1 サイクルあたりの正倍数体胚の数は、CI グループと比較して ICSI グループで有意に低かったです ( P<0.01)。

その後、ICSI グループで生検された胚あたりの正倍数体の割合は、CI グループと比較した場合、約 5% と有意に低かったです(P <0.01)。

【結論】

非男性因子による不妊症の場合、ICSI は CI と比較して受精率が低く、胚の正倍数率が 11% 低かったです。

これらのデータは、非男性因子不妊症の場合の受精方法には CI が好ましい方法であるべきであるという推奨を裏付けています。

【私見】

現在では様々な精子調整方法が編み出されており、食生活の改善や運動による精子の改善が治療のゴールに一歩でも近づく方法だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です