禁欲期間と着床率って関係はあるの?
こんにちは、ブラストマンです。
今回は男性の禁欲期間による精子の質の変化や着床率との関係をまとめた
論文を紹介させていただきます。
【目的】
射精禁欲の長さが精液の質と細胞質内精子注入の結果に及ぼす影響を研究することを
目的としました。
【材料および方法】
この前方視的研究には、2015年10月から2016年10月まで私立大学付属の体外受精センターで従来の精液検査を受けた818人の患者が含まれました。
【結果】
禁欲4日以内と禁欲4日以上の比較
禁欲4日以上の方が精液量・濃度、総精子数が有意に高かったです。
禁欲4日以内の方がDNA断片化率は有意に低かったです。
ICSI 結果と禁欲長さの関連性
禁欲の短い方で着床率が有意に高かったです。
妊娠率でも他の群より高い傾向にありました。
【結論】
禁欲期間が4日を超えると、精子のDNAおよびICSIの結果に悪影響を及ぼします。私たちの結果は、2、3、4 日間の禁欲と比較して、1 日の禁欲は着床率を大幅に改善し、妊娠率が増加する傾向があることを示唆しています。